担当&推しの観察記録

ジャニーズ(嵐、NEWS、SexyZone)と乃木坂46の沼にハマった干物女が毎回一つのものにスポットライトをあてて語り尽くすブログであります。

二人目スタート

きのぴーです!今日はプリ小説に連載しています、「私のきっかけ」の飛鳥ちゃんバージョンを書いてみました!「齋藤飛鳥×大学生」ep.1 です。まいやんの2話目はまた載せますね。

よかったら、読んでみてください!

 

 

最近将来について考えるようになった。これといったやりたい事は無く、普通に就職して、あわよくば結婚とぼんやりとした未来を予測していた。一年先輩でバンドのメンバーでもある日芽香は就活で忙しく、サークルにも顔を出してない。就活の大変さを目の当たりにして、来年だからといって他人事には出来ない。しかし、何も行動を起こせずにいた。

 

文化祭で披露する曲の練習をしていると、日芽香が顔を出した。「みんな集まって。」メンバーは日芽香のそばに駆け寄った。私の嫌な予感が的中した。「私、中元日芽香は脱退します。今までありがとう。文化祭は見守る側にいるね。」驚きを隠せないメンバー。日芽香はずっと謝っていた。それをただ呆然として見ることしか出来ない私は脳裏に「就職」の文字を思い浮かべる。先輩は夢があって追いかけるのだろうか、それとも就活に専念するために脱退するのか、予想は後者だと感じた。

 

先輩が部屋を後にしようとした時、ついていった。「飛鳥、ごめんね。こんなボーカルで。」「何でこのタイミングで抜けるのですか?」神妙な面持ちで応える。「行動に移すんだったら早めの方がいいからさ。潔く諦めて、大人しく企業に就職するね。飛鳥にはドラム続けてほしいけど、人の人生に首はつっこめないから。」先輩には夢があったんだろうか、聞こうとしたが躊躇ってしまった。「そうなんですね。就活大変なんですね。」「うん。来年苦労しないように今のうちに考えておいた方がいいよ。」私の頭を軽くポンポンとして、笑顔を見せた。私は唇を噛み締め、今にも溢れ出そうな涙を止める。今まで活動してきた日々を走馬灯のように頭を駆け巡った。「もう、まだ卒業はしないから会えるでしょ。」下を向いて静かに涙を流した。止められなかった。その様子を見兼ねた先輩は私を優しく抱き締めた。「ありがとうございました。」涙混じりで声が震えて上手く伝えられない。それでも頷いて返事をしてくれた。

お互い気持ちが落ち着いたのか、離れて顔を見合わせた。「そろそろ行くね。また会おう。」荷物を持って歩き始めた。その後ろ姿はどこか寂しそうだった。

 

次の日、楽譜の整理をしていると裏にメモ書きをしている楽譜を見つけた。よく見ると、どうやら先輩の字が書かれている。「アイドルになりたい。」あまりにも意外で驚いてしまった。数ヶ月前からオーディションを受けに行くと小耳に挟んでいたが、てっきりボーカリストのオーディションばかりだと思っていた。アイドルのオーディションを受けたが、落ち続けたから諦めて就活をしていると読んだ。さらに整理を続けると、またメモ書きされた楽譜を見つけ、文字を読むと「AKB48みたいなアイドル。同じでは面白くないからライバルでも面白そうだな。」と書かれてた。あまりアイドルには詳しくなく情報が疎い為、調べてみた。動画を見ると、メンバーの一人がドラムを叩いている。楽しそうに叩きながら歌っていた。ダンスシーンではさっきドラムを叩いてたとは思えない程キレッキレに踊っていた。そのギャップに萌えてハマってしまった。

 

今回はここまで!!どうでしたか?続き気になりますか?感想聞かせてくださいね💭

それではおやすみんみんぜみ🌙